トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

物書きの基礎練習

最近久々にSM会こと締切を守る会をやりました。参加者の皆様ありがとうございました。
絵描きの方がデッサンで基礎力を鍛えたり、しゃしゃっと鉛筆で小品やラフを描いたりしてるのを見て、いーーーなーーーーと。絵はいいなー。それ私どうやったらいいのさ。

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観劇日記

「search and destroy」劇団うんなま@ウイングフィールド

を観に行ったらば、感想を是非SNS等にアップして下さい!とのことでしたので、拙いながら観劇日記など。

芝居や映画などで観客を引きつける手法と言えば、魅力的なキャラクターであるとか意外なストーリー展開、手の込んだ装置といったものを思い浮かべる向きもあるかと思いますが、うんなまさんのそれは「ずっと座っていた人間が立ち上がる」とか「腕を大きく上げる」とか、非常に原始的というか根源的なんですね。シャレオツなフレンチレストランに行ったかと思いきや「食べるとは何か」と問われて帰って来たみたいな。その辺がコアなファンの付く一因かもしれません。
私はうんなまさんの公演に行くと結構な確率で寝ますが、それはつまらなくて寝るというのとは違って、本当を言うと適当なところで上演の一時停止ボタンを押してそこらの喫茶店に出掛けてコーヒーでも飲みながらこれまでのシーンを思い返して、他のよしなし事なども考えて、落ち着いたら劇場に戻ってきて続きの再生ボタンを押したいところが演劇というのはそういう仕様になっていないので、致し方なく自分でブレイクを取っているという感じですかね。なので自分ではそういうもんだと思っているのですが、うんなまさんの方では「毎回前列に座って寝る客が居る」と思っているかもしれません。
そんなら映像で観れば良いかというとそういう事でもなくて、例えば今回の公演で鶏さんが「それってつまり●●ですよね?」と連呼するシーンとか、やっぱり生で観るとタマらないですよねえ。生はいいですよねえ。

うーん。宣伝になっているだろうか。東京公演の成功をお祈り致します。

作者と作品は別物です

野坂さんは、「僻み、妬み、嫉み」が自分を支えていると、自分で言ってるんです。まったくその通りなので我々も笑っているけれども、それに尽きますね。それから、願望ね。本当はこうありたいということを、あったことにしてしまう。性的なことも、夜ごと、どこどこのホテルで入れ替わり女が登場して、それを全部片付けながら原稿を書いているみたいなことを、缶詰にされていた時代はしょっちゅう書いていましたからね。実際は書けなくて、編集者から逃げ回っていたんです。でも、逃げ回っていたなんてひと言も書かない。(中略)
野坂さんがまさにこれです。全部女のせいにしてしまう。妄想で、いろんな女が出てくる。年増もいれば、若いのもいれば、女学生もいれば、女子大生もいる。こうこうありたいという妄想を掻き立てて、それを文章にしているというところが、僕は見ていて分かります。野坂さんはそんなにもてる人じゃないです。大勢の前だとカッコいいけど、特定の女の人の前ではおどおどおどおどしてます。特に奥さんの前では、すごく純情になる。
奥さんには、今リハビリで介護してもらってるけれど、昔の文章の中では、奥さんの書き方はめっちゃくちゃですよ。でも奥さんはそれを怒らない。どういう約束ができているか知らないけれど、たぶん野坂さんはそこは怒らせないように、家の中で奥さんに尽くしきっているのではないか。

野坂昭如 「好色の魂」 岩波書店 2007年 永六輔による解説より pp.217-219

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舞台と映画の違い

ついでに映画「アマデウス」も観てみたので、違いを適当にメモして終わり。
  • 舞台版は台詞で説明する感じ。映画版は映像力で処理。そりゃ時代背景なんかを舞台でわかりやすく伝えるのは難しいからね。
  • よって主演俳優の魅力が、舞台では『立て板に水』の台詞回しがその1つであったのが、映画版ではそういう方向性ではない。雰囲気系
  • 主演以外のキャストについても、表情で見せる部分が多かった
  • 舞台版の、俳優が観客に語りかける手法は映画では当然使えないので、聞き役キャラが登場する
  • 下品な表現は映画版では随分大人しくなった気が
  • 衣装や装置の見応えは映画の方が圧倒的。舞台でも最前列で観たら違ったかも
  • また音楽についても、通常のシーンとオペラ上演シーンがシームレスにつながる映画版の方がモーツァルトの音楽が楽しめて良かった
  • と書くと映画の方がずっと良かった様に見えるが、そうでもない。舞台版で削られた台詞全てを映像力でカバーできている訳ではないので、様々なニュアンスが失われた部分も多い
  • ラストのレクイエムを書くシーンは映画のオリジナル。良かった

松本幸四郎を観て来ました

お誘い頂いて、舞台「アマデウス」@大阪松竹座を観て来ました。
1979年にイギリスで初演後、海を渡ってブロードウェイでロングラン、映画化もされた人気演目で、日本では初演時からずっと九代目松本幸四郎が主演を務めています。特に今回は幸四郎名義での最後の公演(来年から「白鸚」襲名予定です)ということで、行って来ました。


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