トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

脚本は紙に限るか

折角こんなブログを書いているのだから、電子書籍端末なりそっち系統のアプリがばんばん使える携帯を買わなければ!と日頃から思ってはいるのですが、いかんせんメールが一週間に一通来るかという世捨て人なので、携帯にお金をかけようという意欲が湧きません。

もし劇団員と客演さんとスタッフさんが全員最新型の電子書籍端末(又は類する電子機器)を持っていたら、公演の始めから終わりまで脚本を印刷することはなくなるのでしょうか? 何となく予想は付きますが、真面目に考えてみましょう。丁度ネタ切れしてきたところだし。。。

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本を薦めたり薦めなかったり

子どもの時から本の虫でしたが、読書感想文の課題図書はどうにも好きになれませんでした。小学生の頃は特にシャーロック・ホームズシリーズを血道を上げて読んでおりましたが、学校の先生には「また人が死ぬ本ですか」と嫌な顔をされた記憶があります。モリアーティ教授の部下だったのかもしれません。

中学・高校時代もその手のミスマッチには事欠きませんでした。課題図書でなくとも「大文豪の代表作を読みなさい」という無言の圧迫はありますよね。
堕落論」がピンと来なかったのは、そもそも評論が苦手なせいかもしれません。それきり坂口安吾とはお別れしておりまして、後年「夜長姫と耳男」やら「青鬼の褌を洗う女」やらの短編小説を読み、もっと早くに読みたかった!なんでこっちを先に薦めてくれなかったんだ!と理不尽な怒りに燃えました。
あと「雪国」もさっぱりでしたが、これは大人にならないと読めないですね。あんなエロジジイの書いたものをしみじみ味わう中学生が居たら嫌過ぎます。

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女体盛り

扇情的なタイトルを付けてみましたよ。

電子媒体の興隆に製紙業界は戦々恐々としている訳ですが、そもそも紙の前には布があり、布の前には皮があり、その前は竹だの石だの骨だの、文字が書かれる対象は様々な変遷を遂げて来たのですよね。
ならいっそ最初から書きたいものに書けば良いのですよ。小説を紙でなければ何に書きたいかと考えた場合、タイトルの通り、ポルノを女体に書くのは有りだと思った次第です。発想が低俗で申し訳ありません。

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リアルタイム性

「成瀬は今口内炎の痛みに耐えつつこの文章を書いています。」
私以外には真偽の判断の付かない話ですが、これは嘘です。別に口内炎はありません。
「今この文章を読んでおられる方は、PCまたは携帯の画面を見ながら『またこいつは何をたわけたことを』と思っておられることでしょう。」
心中語はともかくとして、PCまたは携帯を見ているのは多分事実でしょう。
では問題です。
「成瀬がただ今正午をお知らせします。」
これは事実でしょうか?
私がこの文章をいつ書いたかは関係ありません。(アップロード時刻は任意に指定できます。)これを読んでおられる方、今何時ですか?

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ランダム性のつづき

「お互いに関連するのかどうかすらわからない(かつできればそれぞれ単体で完結しない)文章が、どういう順なのかよくわからない順番で並んでいる小説」というものについて前回書きましたが、それってよく考えれば既にありますね。

もちろん、新聞その他の報道です。読者が誰に強制されることもなしに、お天気情報と農作物の値段を自力で結び付けるのは自然なことです。(電子版の新聞には関連キーワードによるリンクがありますが。)つまりランダム小説ってただの現実じゃないかと気付いて、少し考え直しておる次第です。
そもそもこの世には因果も道理もないところに、人が無理矢理筋道を付けて出来上がるのが物語であるならば、物語から筋道を引き算して出来上がるのは現実です。現実という小説には既に読者の数だけの物語が存在しています。おお、何だか格好良い言い回しだ。それなら改めてランダム小説を作る意義とは何なのか。

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