トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

「馬耳豆腐」の脚本の話

早や2週間も前の話になってしまいましたか。もう少し引っ張ってみます。
標題の件につきまして、前半部分はレーモン・クノーの「文体練習」の影響を大きに受けております。パクリだと訴えられたらどうしようかと思っていましたが、幸か不幸か杞憂に終わりました。後半は特定の何かを意識したつもりは無かったものの、後から考えるとバルガス・リョサの「フリアとシナリオライター」辺りがくさいです。
何故「文体練習」を参考にしたかというと、毛風のお二人から「ランタイムは60分程度で」と指定を受け、私は30分程度の作品しか書いたことがなかったからです。残り30分をどうやって手っ取り早く水増し(ええもう、公演が終わった今ですから、はっきり書きますとも!)するかが今回の一つのポイントでありました。そして「文体練習」の最大の利点は、一つのプロットを、文体を変えることで無限に増殖できるということです。

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毛風御礼

毛風vol.1「馬耳豆腐」無事終了しました。ご来場頂きました皆様、遠い空から元気玉を送って下さった皆様、誠にありがとうございました。ちなみに私は秋になって涼しくなったから味噌汁でも作ろうと味噌を買ってきたら、冷蔵庫の奥からカチカチになった味噌がまるまる1パック出てきました。
さて、今回ほど演出や役者やスタッフに色んなことを丸投げした脚本を書いたのは初めて(と書くとトカゲの人々に「いつもだ」と言われそうですが)だと思います。
開き直って言い訳しますと脚本とは本来そういう物で、ト書きやら句読点やらで演出を示唆する脚本もありますが、少なくとも21世紀の今日、余程に時間が無い場合以外は(今回も制作期間は相当短かったですが)脚本はあくまでただの『芝居のもと』であるべきだと思います。例えて言うなら脚本はゲームソフトではなく積み木であり、積み木でおままごとをするかパズルをするかRPGをするかは、遊び手の自由なのです。
これに演出家と役者陣が仕方無しにノリノリで挑んで下さったおかげで、作品が立派に育ち、大きく羽ばたいて行くこととなりました。チャレンジ精神とスキルの豊富な方々に上演して頂けたことは脚本家の幸運であり幸福です。
ので今後の展望としては「脚本家が丸投げしたのを他が何とかする」ではなく、正しく「自由度の高い脚本に皆が好きに味付けして楽しく芝居を作る」という形になれたら良いなと思います。もっと遊び手の創造力を刺激する積み木が作りたいということです。
それと今更ながら紅一点の安達さんにお礼とお詫びを。あんなに大人数の視線が彼女の胸に集中する機会はそうそう無いと思います。「小さいな」とかいう台詞は私が書いたんじゃなくて役者のアドリブですよ。安達さんと役者の皆さんと阿部さんとスタッフの皆さん、ご来場頂きました皆様、遠い空から元気玉を送って下さった皆様、改めてありがとうございました。

毛風Vol.1「馬耳豆腐」

毛風Vol.1「馬耳豆腐」

成瀬大雄(劇団万国トカゲ博覧会)

指揮 
阿部茂(第2劇場

出演 
川上立(sputnik.
繁澤邦明(劇団うんこなまず
安達綾子(劇団壱劇屋

日時
2012年11月10日(土)20:00
      11日(日)11:00/14:00/17:00
会場・受付開始は開演の30分前

場所
カラビンカ(OZC GALLERY/大阪造形センター3階)
阪急梅田駅より徒歩5分
JR大阪駅、地下鉄梅田駅より徒歩8分
地下鉄中崎町駅(4番出口)より徒歩8分
http://www.ozczokei.com/gallery/index.html

料金
前売り¥1500 当日¥1800

予約・お問い合わせ
080-5311-1723
memonga.abeshikun★ezweb.ne.jp
(★を@マークに変えて下さい)
お名前、日時、枚数、連絡先をお伝え下さい。

スタッフ
舞台監督:平野洋平(USO-800)
舞台美術:竹腰かなこ(第2劇場)
  照明:秋吉慎也(劇団うんこなまず)
  音響:東山直樹(演劇共同体ゴブリンパンチ)
  制作:園田晃己(第2劇場)
宣伝美術:片岡裕貴(第2劇場)
企画制作:毛風


毛風とは…
芝居したい年頃の2人、sputnik.川上とうんこなまず繁澤がしょっちゅう酔いどれながら話しているうちに動き出した、普段やらない人と普段やらないことをする企画。
ユニット名は繁澤が「剛毛」、川上が「すきま風」が良いと言ってお互い譲らず、合わせて「毛風」となった。「けかぜ」と読むが、特に意味はない。特に、意味は、ない。

初日終了

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毛風、開幕しております。

毛風の稽古場風景2

今回の毛風の小道具達。

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毛風の小道具達。

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毛風の小道具達。ちなみに右に写ってる漫画は「闇金ウシジマくん」1・2巻です。

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今回の公演タイトルの発案者は、実はたまたま稽古場に遊び来ていたsputnik. の鈴木氏です。繁澤氏の推しタイトルは「薔薇と豆腐」、成瀬の推しは「おっぱいがいっぱい」でした。鈴木君ありがとう。そして危うくそんなタイトルが付きかかった理由は、是非劇場でお確かめ下さい。


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