トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

カフェ芝居とは

前回宣伝致しましたsputnik.の次回公演、会場はカフェでございます。
近頃カフェでの公演をよく見ます。かく言う我々も昔やりました。どうしてカフェかと言うと、場所代が安いからです。貧乏な演劇人もまっしぐらです。
もちろん上演施設としては劇場には敵いません。照明は蛍光灯、音響は家庭用コンポ、道具はカフェにあるものしか使えませんが、それは大掛かりな装置を組まないで済むということですし、小さな舞台なら出演者も少なくなって連絡が早いし、シンプルな現代劇なら小道具や衣装費も安くつくし、ダンスや殺陣が無い芝居は稽古時間も短くて済むし、つまりは世の中不景気だということです。それに反比例して生活コストはどんどん上がっておりますから、芝居にお金と時間を全力でつぎ込むのが当たり前ではない時代なのでしょう。近年の岸田國士戯曲賞の選評で「『なるべく大怪我しませんように』というやり方の小品が流行っている」という風な感じの言葉があったのもまたもっともなことであると思います。いわゆる草食系が増えたというか。
がしかし一応は前向きに捉えますと、小品に伴う種々の制約は、むしろ挑み甲斐のあるものにも見えます。巷には残念ながら「単に場所代ケチったな」と思えてしまうカフェ公演もあれば、カフェにきれいになじむ公演もあるのですから、カフェ公演と聞いて敬遠するのはお門違いというもので、何が言いたいかというと、どうぞ皆様ご来場下さいということです。
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客演情報

公式ブログに情報が掲載された様なので。

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「宿酔」

土屋氏が役者で、不肖成瀬が音響で参加しております。またかという感じですが。
土屋氏は久々におっさんではない役です。それとキャスト表ではわかりづらいのですが、万国トカゲ博覧会にも縁の深い某氏が主演です。そして私は『音響』担当ですが、『音楽』は期待の新星・東山氏が担当します。こういう役割分担をするのが初めてなので緊張しております。
とりあえず、ゴールデンウイークで遊び疲れた後は、のんびりお芝居でもご覧下さい。

二人称

このところ興味があるネタの一つに二人称があります。
英文法を習うまで耳にする機会の無い言葉ですね。この世には一人称・二人称・三人称があると教わりましたが、二人称なんてほとんど使わないのにわざわざ変化形を覚えないといけないのが未だに理不尽だと思います。
一人称小説・三人称小説は普通にありますが、二人称小説は滅多にありません。というかそんなものあるのかと思っていたら、ごく稀に遭遇します。三人称と違うのは語り手の主観が入ること、一人称と違うのは相手に語りかける言葉であることです。
二人称の魅力は世界の狭さにあります。一人称といっても語り手の視点から物語を追うだけの小説もあるのに、二人称では語り手の主観ががっつり入ります。そもそも人間は自分のことならともかく、他人のことを延々と語る生き物ではありません。それが二人称において、語り手が自分ではない誰かについて語り続ける、その執着は自然と世界を狭め、濃密な空気を作り出します。
さて、これを芝居でやるにはどうすれば良いか。舞台や映像で観る場合、観客は結局は三人称として外から眺めざるを得ないのですが、近いものができないのか。

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クラシックコンサートに行って来ました

恥ずかしながら読んだ本にすぐ影響される質でして、先日の本を読んだついでに、クラシックコンサートに行ってみようと思い立ちました。

にしなりクラシック《オーケストラ世界旅行》
大阪フィルハーモニー交響楽団 (公式ブログ

初心者にもやさしそうなプログラム、かつ折角なので地元のオーケストラを選んでみました。昨年大阪市長が補助金をカットする云々で話題になったところです。
何せ初めてなもので、「クラシックのチケットなんて買っちゃう俺、ひょっとして超ハイソじゃね?」と勘違いして小躍りしてしまいました。そんな台詞はせめてボックス席を押さえてから言えという突っ込みは置いといて、値段的には商業演劇と変わらないのに何なんでしょうねこの差は。能や文楽なら、同じ様に買い手のステータス感を満足させてくれるものでしょうか。
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