トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

割引について

先日、ペアチケット(※恋愛関係不問、男女不問)などという破廉恥なものを使って観劇する機会がありました。自分にペア相手が見つかったことに驚きです。
そんな訳で巷の観劇割引制度をざっと調べてみますと、

  • 前売り割引、早期予約割引

  • ペア割、3人割、5人割

  • 学割、未就学児割、小学生以下割 

  • シニア割 

  • 身障者割 

  • 会員割引、ファンクラブ割引 

  • 初日割引、ゲネ割引、プレビュー公演割引 

  • ネット予約割引 :大手商業演劇にて発券の手間を省くためのものの様です。 

  • リピーター割引 :同一公演のみ/同劇団の過去の公演も含めて 

  • 通し券割引 :一人芝居フェスティバルin→dependentなど。今年も大阪公演がそろそろですね。 

  • 他公演提携割引、提携施設割引 :会場施設内の飲食利用など 

  • フェスティバルなど多数の団体が参加する場合、出場者割引 

  • 地元民割引 :市町村が主宰する公演など 

  • 遠方客割引 

  • アトリエ公演割引 :稽古場での上演など 

  • リツイート割引、ネット書き込み割引 

  • チラシ割 :通常の折り込みチラシを○枚持参/特典チラシを持参など 

  • 劇団Tシャツ割 :劇団Tシャツを着て来場 

  • 服装割引、小道具割引 :浴衣を着て、○○を持って入場など。昔、牛乳パック持参割引(ただしよく洗って乾かしておくこと)というのを見ました。 

  • 特定の名前の人割引 

  • 味噌汁総選挙 :ご予約の際、好きな味噌汁の具を教えてくださった方は300円引き(最も人気の高かった味噌汁を当日販売します) 

  • 貧民割 :受付にて「貧民です」と申告。数百円と引き替えにプライドが失われます。 


などなど。
問題は値段じゃないという気もしますが、何か楽しそうだし、いいと思います。

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ドキュメンタリーが好きです

映画つながりでもういっちょ。

「僕はなぜドキュメンタリーを撮るのか」想田和弘
「演劇VS映画 ドキュメンタリーは「虚構」を映せるか」想田和弘

を読みました。
タイトルから明らかですが著者はドキュメンタリー映画の監督で、「僕はなぜ~」は「peace」という映画の、「演劇VS~」は「演劇1・2」という映画の制作過程について詳しく書かれています。
そして「演劇1・2」は平田オリザ氏率いる青年団を題材にしているとのこと。思わず映画館へクラウチングスタートを切りそうになりますが、残念ながら公開が終わってしまったので、今度はDVD取り扱いのある店を探す所からになります。

映画が観たくて観たくて鼻血ブーになったのは「演劇~」の方ですが、個人的には単体で読んでより面白かったのは「僕は~」の方でした。入門書的な作りになっていたせいもありますが、映画をわかりやすくすることについて・しないことについての考察が、以前書いたこととも結構通じる気がして、非常に興味深かったです。そしてわかりやすくしないことを選択するなら、それでも観客を最後まで引っ張れるだけの技量が要るよね、という話に大層胸を抉られました。
そんな訳で、DVDが入手できたら誰か一緒に鑑賞会しましょう。

ピーター・ブルックを知っていますか

「ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古」サイモン・ブルック監督

梅田東宝シネマで観ました。
ピーター・ブルックというのはこんな人で非常に偉大な御方なのですが、客席が結構空いていたのに心が痛みます。上映されるだけマシか。
氏の演劇ワークショップの様子を収録したドキュメンタリーで、ある意味では名著「秘密は何もない」を映像化したものとも言えます。

邦題からは予想も付きませんが原題は「The Tightrope」、綱渡りの演技を基礎にしたワークショップです。
綱渡りは自分の体一つを使った単純明快な行動ですが、実際にやったことのある人はなかなか居ないんじゃないでしょうか。具体的な足の角度、手の開き方、目線、呼吸など、リアリティとイマジネーションを統合した上で、それを自分の体で表現してみせるのが役者の仕事だというのがよくわかりました。役者ってすごいなあと言ったら「何を今更」と怒られますかね。
しかも一回できればそれで終わりではなく、演劇であれば何度も自在にやれる必要があります。人間は機械ではないので、それができるためのコツは時によって人によって変わります。役者が安定したパフォーマンスができる様にするための技術や経験や理論を集約して使えるのが演出家という職業の人であり、ブルック氏な訳です。

という訳で梅田での上映は終わってしまいましたが、とりあえず「秘密は何もない」をまだ読んでない人は読んで下さい。

プロの目

トカゲの兄貴劇団ころがる石さんの森下さんがこんなことになった結果こうなってこうとのことで、小説新潮を読んでみました。
選評しか載ってないので後は色々推測するしかないんですが、やはりプロの作家というのはその小説で稼げるか、作家としてのキャリアを築いていけるかを重視するのだなあと、普通に感心しました。
極端に言えばおもしろかったかどうかなんて、そこらの読書家に語らせてみても小一時間は潰れるものです。昨今文筆業だけで食べていける小説家はなかなか居ないでしょうが、それでも労働に見合った収入が得られるか、それだけの部数を捌けるか、どの層をメインターゲットにするのか、捉えた読者を離さない継続的な作品作りが可能か等等ということは、さすがに『物を書いて飯を食う』という気概がありかつ実践し続けている人でなければ語れないものでしょう。
そこ行けば演劇で(というか演劇の脚本で)食べていける人なんて皆無に等しいので気楽なもんです。

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