トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

ディブック――二つの世界のはざまで

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舞台の上の広さと時間

ヒロシマ・モナムール」 マルグリット・デュラス 工藤庸子訳 2014年 河出書房

を読みました。同名映画のシナリオです。
「あ、これチェルフィッチュの『三月の5日間』だ」と思ったのは私だけではないと信じたい(書かれたのはこっちが先ですが)。戦争というものを語るのに、あくまで男女の普通?の恋愛をベースにしているのが似ていると思ったのです。
先日映画は群像劇的手法が得意ということを書きましたが、デュラスはあくまで演劇ベースな人です。ごく少数の人間しか登場させません。ところで戦争は少人数で起こすものではありません。舞台上の少人数で、極めて大人数の関わる出来事を表現するために、全体を描くのではなく個人的体験に落とし込むという手法が、よくあると言えばよくあるんでしょうけど、なるほどなあと。
以前森見登美彦氏の「水神」(「きつねのはなし」収録)を読んで、こんなの芝居でやってみたいなーと思ったんですが、数世代に渡る話を舞台上の少人数でやるのってどうすればいいんでしょう。うーん。

シニア演劇

親不孝者の私が珍しく実家に帰ったところ、何と父が演劇デビューしていました。

普通の老人サークルの劇団活動なんですが、役者以外は全てプロの方にお願いしているとのこと。聞いた感触では、関西なら劇団そと●こまちさんとか演劇集団よろ●やさんみたいなところですかね。
サークルメンバーに完全当て書きで脚本を書き、毎週稽古場で演出を付け、仕込みには劇団の若手を動員して舞台を造り、その全てにそれぞれギャラが発生するので、サークルの会費で支払っているそうです。
・・・・・・私とか私の知り合いならもう少し安く請け負うから、その金を私に!
と思ったんですが、身内だとロハにされかねないですね。あと当て書きとか、プロが仕事に徹してバリバリやらないと難しいでしょう。

とはいうものの、自分が地元に居ないことを、ほんのちょっとだけ、残念に思ったのでした。
なお父以外のメンバーはほとんど女性だそうです。シニアハーレム。

2016年に読みたい本

2016年に読みたい本が無い・・・・・・まじか・・・・・・!

読みたい本はどうやって発生するかというと
  • 読んだ本の著者の別の本を探す
  • 読んだ本の末尾の新刊・既刊案内を読む
  • Amazonで読んだ本のレビューを読むついでに「この商品を買った人はこんな商品も買っています」欄をチェック
  • 読んだ本のタイトルでググり、他の人の感想文等の中で別の作品への言及があれば
  • 普通にネットサーフィン中に見かけたら
  • 図書館でタイトルにビビっと来たら
という感じですか。たくさん読まねば情報も入って来ないのですね。

それでも色々ひっぱり出してみますと、とかですかね。「薔薇の名前」(ウンベルト・エーコ)と「黒死館殺人事件」(小栗虫太郎)は他の本で犯人の名前を知ってしまうという目に遭ったので・・・
とりあえずあけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。

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