トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

脚本は紙に限るか

折角こんなブログを書いているのだから、電子書籍端末なりそっち系統のアプリがばんばん使える携帯を買わなければ!と日頃から思ってはいるのですが、いかんせんメールが一週間に一通来るかという世捨て人なので、携帯にお金をかけようという意欲が湧きません。

もし劇団員と客演さんとスタッフさんが全員最新型の電子書籍端末(又は類する電子機器)を持っていたら、公演の始めから終わりまで脚本を印刷することはなくなるのでしょうか? 何となく予想は付きますが、真面目に考えてみましょう。丁度ネタ切れしてきたところだし。。。

◇脚本家・演出家が使う場合
まず脚本家から。個人的には原稿用紙?何それ食えるの?という感じです。推敲のしやすさから考えると、執筆はPCに限るでしょう。とはいえ、全体を俯瞰したい時には紙が恋しくなったりします。流れを見るだけならスクロールバーでできますが、「第4場と第5場を入れ換えようか」などという場合は、紙の脚本を床に並べる方が便利です。
さて演出家へバトンタッチ。参加者への脚本配布がネットでできます。これは皆既にやってますね。
稽古中の改稿はつきものです。ちょいと手書きで修正すれば済む改稿ばかりとは限りません。紙であればその都度印刷し直す必要がありますが、電子媒体なら何ら問題なし。おお、便利。

◇役者が使う場合
自分の台詞にマーカーを引く役者さんが居てますが、それは紙でも端末でも問題ないですね。
稽古中の駄目出しを脚本に書き込む場合、それが端末でスムーズに行えるかは、各人の端末利用習熟度に依るでしょう。イメージ的にはPDFやExcelのコメントの様な感じですか?
脚本が改稿された際に、旧脚本に書き込んだ駄目出しを新脚本に書き写すこともある様ですが、もし端末上で脚本と駄目出しを別個に保存できるなら、書き写す手間がなくなります。おお、やっぱり便利。駄目出しの整理もできたりすると更に便利です。
万国トカゲ博覧会では滅多にやらないのですが、殺陣やダンスの入るお芝居では、フォーメーションを書き込む必要があるかと思います。これはタッチペンでもないとどうしようもないですね・・・

◇スタッフが使う場合
これまた厄介です。脚本とにらめっこする時間が一番長いであろう音響さんと照明さんについて考えてみましょう。
この人達もタッチペン必須です。8ページから11ページまでで照明をゆっくりフェードアウトしつつ9ページの2行目から23行目までスポットライトが入るとか、文字で書くのはしんど過ぎます。
いっそきっかけ表(音響・照明機器をどのタイミングで操作するかの一覧表)と合体できると便利なのですが。サンプラー調光卓とも連動できたりするとおもしろそうですね。
あとは本番ですか。操作ブースが客席ときっちり分かれていない場合、完全暗転時に端末の明かりが邪魔になる可能性があります。照度の調節で解決できるか?

◇販売する場合
終演後に受付で脚本を販売する劇団さんもあると思います。ネットで販売しても良いのですが、やはり映画のパンフレットと同じで、終演後の興奮冷めやらぬお客さんが狙い目でしょう。
そうすると電子書籍って、モノとして目に見えないんですよね。受付で売るにはどうにもアピール力に欠けます。紙代がかからないのは小劇場劇団にとっては良いことですが、一工夫必要かと。

結論。当分は、脚本は紙に限る。当分ってどの位だ?

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