トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

予習をして劇場に行こう

世間の流れにとことん疎い私、三谷幸喜氏の最新監督映画が封切られていたことをさっき知りました。亀より遅いことを示す端的な言葉は無いものか。
で本編は見ないまま公式サイトやらレビューサイトやらをチェック致しましたところ、8割方の肯定的なレビューと2割の否定的レビューがあり、そして後者の一因が「制作側が期待したほど観客は日本史に詳しくなかった」ということらしいのが非常に興味深いです。つまり日本史について若干予習が必要であったと。まあ戦国武将の通称なんて日本史の教科書には載ってませんし。
にしても観客に予習を求めるのは無茶なんでしょうか?

予習しないと楽しめないものと言えばとりあえず野球やアメフトですか。家族や友人が出場するからといってルールを知らないまま観戦すると爆睡間違い無し。付き合い始めたばかりの彼氏が出場していた日には破局の危機です。
能・浄瑠璃・歌舞伎もまた予習が必要です。本来はそうではありませんが、最早現代人にはそのまま鑑賞できません。玄人からすると舞台そっちのけでテキストを広げて副音声に聞き入る初心者は不愉快かもしれませんが。
クラシックコンサートやアーティストのライブも予習した方が良い様に思います。新譜の発売ツアーなんかは特に。コール&レスポンスは予習すべきことに入るんでしょうか?
原作がある映画・舞台も予習しないとたまにひどい目に遭うことがあります。原作の重要な傍筋をばっさりカットしたために初見の観客には何が何だかわからなくなってしまった等。この場合はもっぱら制作サイドに責任がありますが、原作を知っていればより楽しめる事もありますから、予習は決して損にはならないのでは。と言いつつ私は絶対予習しない派です。宝塚歌劇はよく原作のあるものを上演していますが、ヅカファンには完璧に予習して行く人も少なくないそうですよ。

思いつくまま書いてみましたが、つまりそもそもコアな層しか観に来ない場合は放っておいても勝手に予習して来ます。しかし映画は、ちょっと時間が空いたから観てみるかといったライトな層が大量に居る以上、事前にしっかりプロモーションしなければ予習を求めることは難しいです。予習しない層を弾く仕組みが無いとも言えます。
適度な予習は劇場で過ごす時間に+αして前後体験を提供するという意味ではむしろ集客につながると思うのですが、演劇の場合はまず予習してくれる程のコア層が存在しないのが大問題。私は大多数向けのライトな芝居はあまり好きではないんですが、そうも言ってられないのが現状ですかね。
以前不思議の国のアリスをモチーフにした芝居を上演した際に、ご来場頂いた方がルイス・キャロルに興味を持って、終演後に関連書籍を買い込んだというお話を聞きました。それ何とか順序が逆にならんかしら。

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