トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

ピーター・ブルックを知っていますか

「ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古」サイモン・ブルック監督

梅田東宝シネマで観ました。
ピーター・ブルックというのはこんな人で非常に偉大な御方なのですが、客席が結構空いていたのに心が痛みます。上映されるだけマシか。
氏の演劇ワークショップの様子を収録したドキュメンタリーで、ある意味では名著「秘密は何もない」を映像化したものとも言えます。

邦題からは予想も付きませんが原題は「The Tightrope」、綱渡りの演技を基礎にしたワークショップです。
綱渡りは自分の体一つを使った単純明快な行動ですが、実際にやったことのある人はなかなか居ないんじゃないでしょうか。具体的な足の角度、手の開き方、目線、呼吸など、リアリティとイマジネーションを統合した上で、それを自分の体で表現してみせるのが役者の仕事だというのがよくわかりました。役者ってすごいなあと言ったら「何を今更」と怒られますかね。
しかも一回できればそれで終わりではなく、演劇であれば何度も自在にやれる必要があります。人間は機械ではないので、それができるためのコツは時によって人によって変わります。役者が安定したパフォーマンスができる様にするための技術や経験や理論を集約して使えるのが演出家という職業の人であり、ブルック氏な訳です。

という訳で梅田での上映は終わってしまいましたが、とりあえず「秘密は何もない」をまだ読んでない人は読んで下さい。

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