トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

演劇というパッケージ

純文学と呼ばれるジャンルの本をたまに読みますが、一般的なイメージ通り難しい訳です。3ページ読むと睡魔に襲われます。
だからつまらないかというとそうではなくて、単にコンテンツが高密度なので読む側の消耗が激しいのです。一度に集中力を保って読めるのは10ページでも、毎日読めば一月で読み通せます。その辺の進度は人に依るでしょう。そこいくとライトノベルなんかは、どんな人でも一冊読み通せる様にできているということですね。何にしろ本を読むペースは各自で自由です。
現代美術の展覧会なんかも同じではないかと思います。現代美術の特徴の一つは美しいことやメッセージ性があることではなくて、既成の概念に嵌まらないこと、つまり『これは何だろう?』と観る者に問わせることではないかと思います。そうして立ち止まって考えるには時間がかかる。考える時間も人によってまちまちだから、各自が自分のペースで見て歩くというスタイルがちょうど良いんではないかと思います。

ところが演劇はそうはいきません。一度座ったらなかなか立てませんし、上演ペースを自分に合わせることもできません。ついて行けなくてもそのまま観続けなくてはならないし、自分のペースを保とうとすればその間は舞台から意識が離れざるを得ません。仕方無いと言えば仕方無いですが。
だから現代演劇の作り方としては、どんなに頭のめぐりの悪い観客でもまず最後までは観通せるものにして、そこからどれだけの意味を受け取れるかはその人次第、というのがまず無難な気がします。

長々書きましたが一言で言うと、「昼飯をたらふく食った後で観るうんこなまずはすげえしんどい」でした。先週の「fly me to the xxx.」を観に行ったんですが、子供が初めて世界を見る時の様な、『これは何?』という気持ちを思い出させてくれる芝居だったと思います。がしかしあれは15分も観れば体力の限界なんじゃないだろうか。。。
だからといって映像で巻き戻したりしながら観るのも違うしなあ。15分おきに休憩を挟んだら改善するんだろうか。そもそもそこまで集中して観るものじゃなかったかしら。私が良い観方を心得てなかったという説もあります。とりあえず昼食後はおすすめできないということで。

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