トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

本ばかり読んでいると馬鹿になる

私はこよなく本を愛し、物語におぼれた。その果てに買い集めた書物は膨大な量にのぼる。いつしか、ふつうの人生は私から縁遠いものになった。世間的には、ドロップアウトということになるらしかったが、その意味さえ私は長いこと理解しなかった。
全ての本を読むことはできないし、幾千幾万の書物を読んだところでそれだけでは何にもならない。そのことに気づいたときには、人生が詰んでいた。そうならないために、人は本のみに人生をささげたりしないのだとは、誰も教えてくれなかった。
芦辺拓 「奇譚を売る店」 2013年 光文社 p.201

人生が詰む前に気付けアホ、という感じですが。
本を読むだけでは何ともならないものでしょうか。何ともなりませんね。即答でした。特に上記引用の「本」は主に小説を指しており、専門書なんかは含んでない様なので。
本を読むというのは必ずしも受け身な行為ではなく、主体性も重要だと思っておりますが、それでお金が稼げるかは別の話。本を読むことから広がるシノギって何でしょう。例えば自分の子供が本ばかり読んで他に何もしなかったら、どうやって外に興味を持ってもらえば良いんでしょう?

  • 本を読んだ感想についてなるべく多くの人と話す←コミュ力の鍛錬
  • まかり間違って「作家になる!」などと思い立ってしまったら、自分の本への感想をなるべく多くの人からもらう←フィードバックの仕方を学ぶ
  • 本の制作過程(製本、流通など)を調べる。また各本屋の品揃え・図書館の蔵書の違いを調べる←出版業界について学ぶ
  • 作品の書かれた時代背景について調べる←歴史・社会の勉強
  • 翻訳作品であれば原語・原典について調べる←外国語の勉強

とかですかねえ。大分優しめな範囲で挙げましたけど。
ちなみに本が好きだという店員が集まりやすい本屋ですが、バイト経験のある友人曰く、目当ての本をきちんと調べて来ず曖昧な手掛かりを連発した挙げ句「ここの店員は勉強不足だ」などと平気でのたまう客を相手にしなければならないそうです。図書館も公共施設なだけに面倒くさい利用者が来そうですねえ。おお怖。

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