トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

甦るローテク

「ルネサンス期に、初めて舞台が動くようになったということは、それよりも前の時代は、全く場面が変わらなかったというわけですか?」
「そう。舞台は動かなかった。でも、場面を変えたいとは思ったんだなということが分かるものが残っている。それを見ると、舞台を動かす代わりに登場人物が移動していたらしい。パリの国立図書館に『受難の聖史劇・上演の舞台図』というのが保存されているんだけど、横一列に色々な場面の屋台が並び、多場面を同時に構成している装置になっている。左端は『天国』で、右の端は『地獄』を表し、必ず『天国』は東に、『地獄』は西、と方位が決まっていたそうだ。この舞台で、キリストが誕生し、最後に十字架にはりつけにされ、昇天するまでの『受難劇』を上演していたが、そこで演じられるドラマの場所の変化は、登場人物が場所を変えることで表現していたんだ」
「観客も、演じられる場所の移動を追ってぞろぞろ歩いていたんでしょうね」
妹尾河童 「河童の語る舞台裏おもて」 1987年 平凡社
文庫版:1998年 文藝春秋 pp.61-62)

それ何か聞いたことある!太陽劇団とか世界一団さんがやってたやつだ!私もやってみたいと思ってるやつだ!
上記の本は初出が1985年で、普通に古いです。音響についても、さすがにレコードやテープが導入されていた様ですが、「一世代はこんなものを使っていたんだよ」とうちわにビーズを付けた雨音製造器や長い箱に小豆を入れた波音製造器が出て来まして、あ、それ手のひらに星さんで見たことあるやつだ!と思いました。
むしろローテクが新しくなるほど今の世の中がハイテクになったのか。でもテープやMDはもうリバイバル無いだろう。。。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://tokageexpo.blog.fc2.com/tb.php/296-6c6dae52
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad