トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

脚本をスマホで書いてみよう

先日T屋氏に会いました。すっかりキモオタとなり果ててしまったかと思いきや、いつものT屋君でした。ネットとリアルではやはり発言様式が異なる様です。
若いアルバイト等と接する機会が多い彼から、「近頃の若者はフリック入力ばかりでパソコンが全く使えない」と近頃よく聞く話を聞きました。「PCでできることはその内全てタブレットやスマホでできる様になる。キーボードが年寄りのものになる日もいつか来るだろう」タッチペンとかもありますしねえ。
Word・Excelを使った大量の事務作業や音響編集なんかをフリック入力でやるのはしんどいだろうと、もう若くない私は思うのですが、脚本や小説についてはどうでしょうか。キーボードで書く脚本の方がフリック入力より優れてるなんてのは、「脚本は手書きじゃないと」と既存の2時間映画のシナリオを原稿用紙に丸々手書きで書き写せと言った某シナリオ学校の教師並に時代錯誤だと思います(無視しました)。
執筆がスマホだとどうなるんでしょう?

ケータイ小説を書いた人はケータイで書いていたかというと、案外PCじゃないのという気がするんですが、絵文字を使うならケータイの方が早いでしょうね。読む側と同じ機種を使うのなら、機種固有の機能を最大に使えるということです。
それから、PCより持ち運び性能が優れているので、いつでもどこでもちょこちょこ書けます。そういやぺーさん's13の主宰氏は電車の中でスマホで書いてるとか言ってたな。私は進める度に全部読み直すので、あんまり意味が無いかも。あ、町中の会話で気になったフレーズを作中で使いたい様な場合に、その場で録音することができます。いやそれプライバシー的にどうなんだ。

口述筆記を行う作家は、PCとマイクをセットで用意するよりは、スマホ一台の方が手軽かもしれません。現にそういったアプリはどんどん出ています。しかし推敲はどうするんだ?そっちは普通にやれば良いのか・・・・・・
先日読んだ「プロローグ」(円城塔 文藝春秋 2015年)に、「近頃の小説家は情景描写が下手だと言われるが、もし写真に撮った情景を読み込んで描写文を自動生成するプログラムがあったら」という下りがありました。あはは。円城氏らしいです。
と話したところ「だったら最初から写真を小説に挟めよ!」と言われました。もしそれなら、カメラ機能が優れているスマホの方がやりやすいでしょうね。カメラとPCをセットで持ち歩くより楽だし。ってそれ旅行ブログじゃん。いやいや、観光記事ライターさんは既にそうしてるのか?

とにかくスマホもタブレットも持ってない私が論ずるのはいい加減無理な気がしてきたのでこの辺で止めときます。強引にまとめると、手段によって良し悪しの無い部分も、手段によって色々変わる部分もあるのは当たり前で、個々人でもって選択すれば良い話ですが、「フリック入力なんて」と鼻で笑う様な狭量な書き手は他の点についても時代に乗り遅れている可能性が無きにしもあらず。『その時代にはその芸術を、芸術にその自由を』ウィーンの分離派会館の玄関に掲げられた言葉です。

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