トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

締め切りを守る方法

先日、とある劇団さんの稽古場で、「次の稽古でこれ以上脚本が進んでなかったらストライキを起こしてやる!」と役者に言わしめる程の事態を拝見しました。ああ、先週私がsputnik.さんに参加していたのはたまたまであって、誰もsputnik.さんのことだとは言ってませんよ。
何だかありがちと言えばありがちな話ではあります。脚本は稽古場で修正されることが多く、そういった意味では稽古前に『完成』したモノは存在しません。がしかし未完成にも限度があるという話で、脚本のせいで稽古が滞るのは実に困りものです。栗山民也氏の「演出家の仕事」で、遅筆堂と号した井上ひさし氏の脚本を待つ稽古場の話を読んだことがありますから、小劇場界に限った話でもない様ですね。
ではどうやったら脚本書きは締切を守れるのか。


  • 締切は守らなければならないという意識を持つ
  • ゲーム機は目に付くところに置かない
  • ニコ動や2chには間違ってもアクセスしない

この辺は基礎の基礎ですね。

  • そもそも脚本が書き上がってから公演計画を立てる
  • 脚本を書き上げるために必要な時間を正確に見積もる。努力と根性で何とかなると思わない
  • 書くことを習慣付ける

これは物書きには割と共通したコツではないかと思います。荒木飛露彦氏の仕事ぶりなんか伝説的ですね。
噂に聞いたところによると、ころがる石さんの脚本は公演企画段階で既に第4稿なのだとか。推敲するというのは至極当たり前のことなんですけど、切羽詰まるとそういうことができなくなるのです。

  • アドリブシーンはその旨だけ書いて渡す。後は役者に任せる
  • 敢えて執筆をサボって稽古場に行き、稽古の様子からインスピレーションを得る
  • 敢えて執筆をサボって稽古場に行き、「脚本はまだか」という無言のプレッシャーを存分に味わってモチベーションを高める。やり過ぎると逆効果
  • プロットや役者の出はけ表を先に書いて演出家に渡しておく。脚本が完成していなくても稽古が比較的スムーズに進むので、上記の技が使える。また周囲の風当りも若干弱まる

この辺りが『脚本書き』の特権かもしれません。良くも悪くも一人で作るものではないですから。特にパフォーマンスの多い芝居では、段取りさえ整えれば後は完全に人にお任せですし。


最終手段を挙げてみましたが、私の場合はそこまで効き目が無いみたいです。体のコンディションが悪いと執筆も捗りませんしね。

更に個人的な話をしますと、私は締切りは何とか守れたものの、提出した脚本が使い物にならない代物であることがたまにあります。締切りを守るのとそれに内実を伴わせるのは、また別の話の様です。
とにかく(?)脚本家の皆さん、締切りは守りましょう。
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