トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

お二人の門出に捧げるお芝居

ひと月ほど前。結婚式を挙げる予定の友人から、
「披露宴の余興のお芝居を書いてくれません?」
というお話がありました。
なななな何ですと?
ちなみに私は脚本執筆のみで、出演するのは同じく出席予定の土屋氏とぺーさん'S13主宰の北山氏ということでした。気心の知れた役者さんと一緒にやれるのは心強い限りではありますが。

友人であるところの新郎新婦様及び土屋氏・北山氏と幾度も打ち合わせた末に、何とか書き上げることができました。やっぱりこういうのは普通の短編芝居とは違うんだよなあと思います。
例えばTokage-House:01はオムニバス公演でしたけれど、披露宴の余興というのは一般のお客様に見せるものではなく、ご参列の皆様に楽しんで頂き、何より新郎新婦のご結婚を祝うものでなければならんと思うのです。そういうものを書くのは初めてでして、しかし芝居としてもおもしろくなければ役者のテンションも上がらない訳で、色々と考えさせられました。
シェイクスピアの「夏の夜の夢」や「ヘンリー8世」も結婚祝いのために書かれた戯曲です。で「十二夜」がクリスマスのお祝いに書かれたものの筈。そういった慶事のお共としてお芝居が上演されるのは喜ばしいことではあります。
「夏の夜の夢」は普通の芝居としてもおもしろいもんなあ。さすがはシェイクスピアということか。

で、今日が結婚式の当日だったんですが。
披露宴が和やかに滞りなく進む中、北山氏はひたすら台詞をぶつぶつと確認し、土屋氏は「これ以上飲み食いしたら演技に支障が出る」と折角のご馳走にも手を付けず、そんな二人に影響されて私まで、会場のBGMがフェードアウトする度に「出番か?出番か?とうとうか?!」と震え上がっておりました。普通の芝居で台詞をトチったところでどうということはありませんけれど(ってそんなことはないですけど)、人様の一生に一度の晴れ舞台である結婚披露宴でトチってスベったりしたら、もうもうもう!!!
みたいな感じで顔を真っ青にして座っている参列客3人の図は、傍から見ると結構おもしろかったかもしれません。

本番は、土屋氏・北山氏のパワフルな演技と皆様の温かい目のお陰で、うまく行ったのではないかと。土屋氏・北山氏、誠にありがとうございました。そして新郎新婦様、末永くお幸せに。愚痴愚痴と書きましたが、とても楽しい経験でした。
公演写真を撮れば良かったのですが、私も手に汗握って必死に見ておりましたので、やり切った後の笑顔の両氏の写真でも。


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