トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

マルチメディアその2・コラボレーション

携帯でこの記事をご覧になっているとかいう方はもしかしたらリンク先が見られないかもしれません。誠に申し訳ございません。なんていうのは私の杞憂で、近頃の携帯は進んでるんでしょうか?

オーブリー・ビアズリー作「サロメ」

万国トカゲ博覧会の八雲公演でも上演しました、オスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」を読んでビアズリーが描いた絵です。そもそもは聖書がモチーフの戯曲ですが、この悪魔的雰囲気はまさにワイルド、まさにビアズリーです。

ミレー作「オフィーリア」

オフィーリアというのはシェイクスピアの名作「ハムレット」のヒロインで、最後には狂って水死してしまう乙女です。(……古典ですから、今更こんなのネタバレとかにならないですよね!?) ミレーは特定の公演を観てこの絵を描いたということではなさそうです。英国人ならポピュラーなお題なのかもしれませんね。

文学から絵へ、絵から音楽へ、音楽から空間芸術へ、複数メディア間でのコラボレーションというのが私は好きです。これが今回の主旨であり、それ以上のオチはありません。 劇団のブログですから戯曲から絵画へという例を挙げましたが、世の中にはありとあらゆる異分野コラボが溢れています。

音楽についてプロモーションビデオというものがありますが、これにはピンと来るものもあれば来ないものもあります(当たり前か)。音楽が主で映像が従という力関係がはっきりしているものはあまりおもしろくないです。 またノベライズや映像化というのは必ずしも悪くないと思うのですが、マンガがヒット→ノベライズ→アニメ化→実写映画化なんていう流れが、今となっては余りに商業的に確立し過ぎてしまいました。 「コラボレーション」というのは各々が、飛んで来たボールを自分なりに投げ返す行為である筈だと思います。引き立て役でもおんぶにだっこでもいけません。これが異分野間であれば、その表現手法の違いを明確にしつつ、より精一杯に自分の作品を相手に正面からぶつける必要があるのではないのでしょうか。つまりは対等な立場でのコミュニケーションになっているか、ですね。

文学者はもっと音楽を取り入れるべきだと言われ続けて数十年。その成果は実を結んでいるのか。翻って我が劇団のスタッフワークは「コラボレーション」になっているのか。無難な伴奏になっていやしないか。 マルチメディアという言葉について思うことは多々あります。

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