トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

タイポグラフィ

若い頃は近代文学ばかり読んでおりました。おかげで「ちょっと君、待ち給え」なんて台詞回しを素で使えます。何の自慢にもなりません。
もちろん今でも好きですが、本を買って読むことは余りありません。図書館に行けば確実に置いてある類の本ですし、近年はネット上で読めるからです。

例えば青空文庫は鉄板中の鉄板ですね。こちらのサイトを作っておられる方々には足を向けて寝られません。ちなみに私は著作権延長には反対なので著作権保護期間延長反対声明にもリンクしておきます。
しかし、Webブラウザの仕様にもよりますが、ルビなど読みにくい部分が多いです。同じことを考えた有志の方々により、青空文庫専用ビューア他色んなツールが開発されています。こちらのページなど雰囲気が掴めるのではないかと思うのでご紹介させて頂きます。
[電子書籍] Windows 用の青空文庫ビューア、3本を試してみる。:biacのそれさえもおそらくは幸せな日々@nifty

青空文庫専用のPDF化ツールも多々ありますが、既にPDF化してあるページを一つご紹介。電子書籍端末上で読むとこんな感じになるんですかね?
ダウンロードページ:良書は地球を救う―脳内∞坪の知的冒険


その他ちょこちょこ見つけたものも挙げておきます。図書館inはビューアのインストールが要らないし文字の大きさ等も指定できる優れもの。あと国会図書館近代デジタルライブラリーというものもあります(72/181ページ以降を参照下さい)。読み辛い!と思われたかもしれませんが、ここでしか読めないものもあるんですよ。

さて、電子書籍にまつわるお金や利便性の話については完全に脇にどける本ブログにおいて、気になるのはやはり「どれが一番おもしろく読めるか」です。
Windowsのメモ帳(MSゴシック)で推敲してもうまくいかない文章を、Word(MS明朝)に縦書きでコピペしたら急に良くなった様な気がしてきた!という経験のある人は少なくない筈。え、私だけ? 書体や文字の大きさ等が文章の内容に対する印象を左右しないとは言い切れないと思います。お金の余ってる国立大学とかで真面目に研究してくれませんかね。
読むなら一番おもしろく読める媒体で、フォントで、レイアウトで。当たり前ですが。

しかし電子書籍はそういった部分を読者が自由に設定できるというのが売りです。Andoroidの青空文庫ビューアは背景画像なんかも各自で自由に変えられると謳っています。
私は「南京の基督」を紙媒体、つまり背景色:白、文字色:黒で読みましたが、電子媒体では例えば背景色:黄緑、文字色:ピンクで読むことも可能な訳です。…読者には自分好みのレイアウトを選ぶ権利がある!と言えばごもっともですが、著者は草葉の陰で泣いているかもしれません。
著者・読者双方が色々といじり倒す中で、共にタイポグラフィ感覚が磨かれていったりしたら、ちょっとおもしろいです。

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