トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

「ドラフィル!」を読んだ

ドラフィル! 竜ヶ坂商店街オーケストラの英雄
美奈川護

読書感想文です。落ちこぼれ音大生が就職先も無いまま卒業し、親にも勘当され、流れ流れてしがない町のアマチュアオーケストラに参加することになりますが、そこで音楽とオーケストラの楽しさに触れて、人生の再スタート(?)を切るという青春小説です。
実のところ、よくわからない部分がありました。もちろん文章がわかりにくいとかいう話ではありません。『才能が無いから音大を出ても就職先が無い』という主人公の境遇や、主人公がひょんなことから所有している名器の音色の美しさとか、プロローグで登場する少女の名演奏は一体何がどう素晴らしいのかとか、つまり音楽周りの話です。
それを言うなら私はルーブル美術館大塚国際美術館の区別は付きませんし、新鮮地鶏とブロイラーの区別も付きませんし、ぶっちゃけ世の中わからないことだらけなのですが、この本は音楽がメインなだけに、ふと気になったのでした。
なら翻って、私は演劇についてどれだけ説明できるでしょうか。『演劇の戯曲を書いて生計を立てる』なんてことができるのかどうか、よく知りません。良い戯曲というのは何が良いのか、良い演技と悪い演技はどう違うのか。それで食べていけるレベルというのはどこからを指すのか、それを演劇の事など何もしらない田舎のばあちゃんに説明できるのか。
なんて深く考えずに「とりあえず何かすごいんだなあ」と思っておいてもおもしろく読める本でしたし、ブロイラーをおいしく食べれる自分は幸せ者だと思うのですが、何ぶんファジーな話なだけに、せめて自分の中での基準はしっかりしておくに越したことはないと思うのです。 
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