トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

ハイパーリンク

電子媒体でしか楽しめない小説が読みたい!と月に向かって吠えるだけ吠えて満足する日々を過ごしておりますが、『電子媒体でしか楽しめない』とは一体何なのか。
ハイパーリンクは電子媒体の一つの大きな特徴です。ハイパーリンク小説。誰でも思い付くのに誰も手を出さない。威力はあるのに発動条件がひどかったりで全然使えないトレーディングカードの様です。名前しか登場しないドラえもんのアイテムとか。

ともあれハイパーリンクを使った小説と言えば、こちらを挙げない訳には行きますまい。
99人の最終電車
(著者の井上夢人公式HPからお入り下さい。トップページの最下部にリンクがあります)
・・・白状しますが、ご紹介する私自身がまだ全てのテキストを読めておりません。申し訳ありません。しかし万人にお勧めします。すごいです。

似た感じのものは、紙で読む普通の小説ではそれなりに見かけますね。 伊坂幸太郎の作品とか。そういや成田良悟の「バッカーノ!」 はアニメ化されたなあ、と思ってたらDS電撃文庫になってるじゃないですか!知らなかった。ゲーム仕立てにはなっていますが、なかなかおもしろそうです。

ハイパーリンク小説の特徴は、読み手が任意の順番で読んでも構わないことだと思います。それではおもしろさが損なわてしまう場合、最適な読み順が存在する場合は、普通の小説にする方が無難ではないかと。
そして大抵の小説(主人公が一人で起承転結のある話とか)は読み順は一つと決まっています。紙から電子媒体への移行ともに、既存の小説の形を離れていこうとする努力が書き手にも読み手にも足りないのではないか、と批判するのは簡単なので止めておきましょう。

読み順を問わない小説と聞いて私がぱっと思いつくのは、川端康成の 掌の小説ですか。類;星新一のショートショート。一つの小説の中での読み順はさすがに変えられませんが、本として捉えれば、どの掌編から読んでも問題ありません。
ホルヘ・ルイス・ボルヘスの 「幻獣辞典」 なんかは小説に含めて良いものか。それを言うならWikipediaのカテゴリ:クトゥルフ神話カテゴリ:ギリシア神話 なんかはもはや小説と言っても良い気がします。
という訳で、基本的にWebページ1ページで完結するテキストをつなげていく形の小説サイトとかどうですかね。結構な量のコンテンツが必要ですが、それこそ複数人が同時に編集できるネットの強みの活かしどころですし。単なる羅列にならない様にどんな執筆ポリシーを掲げるのかが大問題ですし、裏でどんな編集合戦が行なわれるのか想像するだに恐しいですが、誰か是非立ち上げて下さい。

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