トカゲなる日々

劇団万国トカゲ博覧会の生態

観劇日記

ドンゴラス ~広志、生きてるか?~」第二劇場@フジハラビル
を観に行きましたよ。

新人さんとsputnik.勢がたくさん出演していたせいで、いつもの第二劇場さんより透明感の高い芝居だなあと思いました。
透明感て何やねん、と言われると説明が難しいです。普通の二劇陣だけだったらもっと世知辛かったり生臭かったりするのではと思います(私はそういうの好きですよ。)でも今回はそういうのからはぽんと5cm位離れて、でも情感はきちんと伝わるというか。そんな感じでした。
あと会場の使い方が秀逸でした。元からある形を活かした、ある意味理想形。
もっとお芝居観に行きたいんだけどなー。

ART & FEAR

デイヴィッド・ベイルズ、テッド・オーランド 「アーティストのためのハンドブック 制作につきまとう不安との付き合い方」 フィルムアート社 2011年

を読みました。
美術学校の教師でもある写真家2人が7年越しで書き上げ、10年越しで11刷のベストセラーなんだとか。
印象に残った部分を引用して今日は終わり。とりあえず私は執筆に不安は抱えていないことがわかりました。問題は「書く気が起きない」みたいなもっと根本的な話。

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物書きの基礎練習

最近久々にSM会こと締切を守る会をやりました。参加者の皆様ありがとうございました。
絵描きの方がデッサンで基礎力を鍛えたり、しゃしゃっと鉛筆で小品やラフを描いたりしてるのを見て、いーーーなーーーーと。絵はいいなー。それ私どうやったらいいのさ。

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観劇日記

「search and destroy」劇団うんなま@ウイングフィールド

を観に行ったらば、感想を是非SNS等にアップして下さい!とのことでしたので、拙いながら観劇日記など。

芝居や映画などで観客を引きつける手法と言えば、魅力的なキャラクターであるとか意外なストーリー展開、手の込んだ装置といったものを思い浮かべる向きもあるかと思いますが、うんなまさんのそれは「ずっと座っていた人間が立ち上がる」とか「腕を大きく上げる」とか、非常に原始的というか根源的なんですね。シャレオツなフレンチレストランに行ったかと思いきや「食べるとは何か」と問われて帰って来たみたいな。その辺がコアなファンの付く一因かもしれません。
私はうんなまさんの公演に行くと結構な確率で寝ますが、それはつまらなくて寝るというのとは違って、本当を言うと適当なところで上演の一時停止ボタンを押してそこらの喫茶店に出掛けてコーヒーでも飲みながらこれまでのシーンを思い返して、他のよしなし事なども考えて、落ち着いたら劇場に戻ってきて続きの再生ボタンを押したいところが演劇というのはそういう仕様になっていないので、致し方なく自分でブレイクを取っているという感じですかね。なので自分ではそういうもんだと思っているのですが、うんなまさんの方では「毎回前列に座って寝る客が居る」と思っているかもしれません。
そんなら映像で観れば良いかというとそういう事でもなくて、例えば今回の公演で鶏さんが「それってつまり●●ですよね?」と連呼するシーンとか、やっぱり生で観るとタマらないですよねえ。生はいいですよねえ。

うーん。宣伝になっているだろうか。東京公演の成功をお祈り致します。

作者と作品は別物です

野坂さんは、「僻み、妬み、嫉み」が自分を支えていると、自分で言ってるんです。まったくその通りなので我々も笑っているけれども、それに尽きますね。それから、願望ね。本当はこうありたいということを、あったことにしてしまう。性的なことも、夜ごと、どこどこのホテルで入れ替わり女が登場して、それを全部片付けながら原稿を書いているみたいなことを、缶詰にされていた時代はしょっちゅう書いていましたからね。実際は書けなくて、編集者から逃げ回っていたんです。でも、逃げ回っていたなんてひと言も書かない。(中略)
野坂さんがまさにこれです。全部女のせいにしてしまう。妄想で、いろんな女が出てくる。年増もいれば、若いのもいれば、女学生もいれば、女子大生もいる。こうこうありたいという妄想を掻き立てて、それを文章にしているというところが、僕は見ていて分かります。野坂さんはそんなにもてる人じゃないです。大勢の前だとカッコいいけど、特定の女の人の前ではおどおどおどおどしてます。特に奥さんの前では、すごく純情になる。
奥さんには、今リハビリで介護してもらってるけれど、昔の文章の中では、奥さんの書き方はめっちゃくちゃですよ。でも奥さんはそれを怒らない。どういう約束ができているか知らないけれど、たぶん野坂さんはそこは怒らせないように、家の中で奥さんに尽くしきっているのではないか。

野坂昭如 「好色の魂」 岩波書店 2007年 永六輔による解説より pp.217-219

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